Tableau初級用語まとめ
1歳3ヶ月の息子がようやく1歩2歩と歩きました。
人間の成長って感動しますね~
子供の成長を見て、こちらも負けていられません!
さあ、子供が眠りについたので今日もママのTableau Timeが始まります。
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さて、今回はTableau Boot Campの問題を解いていく中で
初心者がいきなりつまずくんじゃないか?と思う用語をまとめてみました。
Tableauのサイトは親切なので、各項目について
詳細なヘルプが書かれているのですが、初歩的な用語説明は結構はしょりがち・・・!
わたしはKTさんやTableauヘルプの動画の中でも、
「え、まって。今の用語なんだっけ…」とついていけないことがあったので
改めて理解するためにもこちらでまとめていきたいと思います。
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■Tableau初級用語まとめ
- フィールド、ペイン、ピル 、シェルフ
- ディメンションとメジャー
- 連続と不連続
- メジャーネームとメジャーバリュー
- マーク内の項目(詳細とツールヒント)
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★前段
まずは下記の練習用ワークブックをDLして、Tableau内の用語や概念を理解します。
https://www.tableau.com/sites/default/files/understanding_pill_types_10_ja-jp.twbx
これを使って表の中の各項目を1つずつ、行や列に置いていって
触りながら理解すると頭に入りやすいです。
1.フィールド、ペイン、ピル etc.
まずTableauを開いてデータを読み込み、ワークシートを開くと
下記のような形になっています。
左側にフィールドと呼ばれる項目が並んでおり、その箱が「(データ)ペイン」と呼ばれます。隣のタブは「アナリティクスペイン」です。
その右にある、”ページ”、”フィルター”、”マーク”、そして”列・行”はそれぞれ「シェルフ(棚)」です。
フィールド名を”列・行”に入れた時に現れる、長い横長丸のアイコンは薬の形のようなので「ピル」と呼ばれます。
また棒グラフが出ている場所は、「ビュー」となります。
「ピル」と「ペイン」はTableau以外では特に耳慣れない用語だと思うので、最初は画面を動かす時にブツブツ言いながらしっかり覚えましょう。
2.ディメンションとメジャー
2つ目は、ディメンションとメジャーです。
ペイン内のフィールド名「売上-連続」という項目を
試しに「行」のシェルフにもっていくと、緑色のピルが表示されました。
緑色というのがポイントで、
Tableauの世界では【緑色=メジャー(連続)】という意味です。
メジャーとは指標や数値データのこと。
定規や一般的なメジャーのイメージを持つと分かりやすいですね。
上記で表の中でメジャーに分類されているのは次の通り、
利益、割引、売上、配送料、レコード数、(メジャーバリュー)
なるほど、全部数値です。
Tableauではメジャー(指標や数値データ)は
基本的に”集計されて表示される。つまり連続データである。”と覚えておきましょう。
▼実際このように、配送料(メジャー)も合計値になり、まとめて出てきます。
一方、【青色=ディメンション(不連続)】は
オーダー日や地域など、カテゴリを表すものです。
ディメンションは”分析の切り口”とも言われます。
殆どの場合、
ディメンションは不連続
メジャーは連続
です。
不連続と連続が何かは、次の章でまとめます。
3.連続と不連続
フィールド名の左のアイコンの色が、連続は緑、不連続は青で表されます。
下記の表示結果を見て、連続と不連続のイメージをつけておきましょう。
▼「利益(連続)」を行に、「年/月(不連続)」を列に入れた状態のビジュアル。
▼「利益(不連続)」行に、「年/月(不連続)」を列に入れた状態のビジュアル。
これを見る限り、「利益(連続)」を不連続に変えて使うということはあまりなさそうですね~。各月の利益を個別でみたいなら、クロス集計表を使えばいいですもんね。
もともと不連続である状態を連続にして使うことが最も多いフィールドは「日付」です。
▼「売上(連続)」を行に、「オーダ月(連続)」を列に入れたビジュアル。
▼「売上(連続)」を行に、「オーダ年/月(不連続)」を列に入れたビジュアル。
上の「オーダー日(連続)」では、年月が1列になり、売上の折れ線グラフが1つに繋がって見せているのに対して、下の「オーダー日(不連続)」では、年・月それぞれが箱で区切られており、売上の折れ線グラフも各年ごとに表示されています。
「オーダー日」ピルの▼ボタンをクリックして表示される選択肢は、最初とても分かりづらいのですが、データペインと同じ並びだと覚えましょう。
上の「年・四半期・月・日」が不連続。
下の「年・四半期・月・日」が連続です。
4.メジャーネームとメジャーバリュー
データペインのディメンションフィールドと、
メジャーフィールドそれぞれの一番下にあるフィールド名が
「メジャーネーム」と「メジャーバリュー」です。
「メジャーネーム」は、メジャーに入っているすべてのフィールド名を1つのピルに集約したもの。「メジャーバリュー」はメジャーの数値を1つのピルに集約したものと言えます。
▼「メジャーネーム」を行に、「メジャーバリュー」をテキストに入れて
下記のような表を作ってみました。
見事にメジャー内のフィールド名&数値が一括で表示されましたね!
5. マーク内の項目(詳細とツールヒント)
マークは、作成したビジュアル上に様々な視覚効果(アレンジ)を加えるために使います。
今回はしばらく使ってみないとよくわからなかった、
「詳細」と「ツールヒント」についてまとめておきます。
▼詳細
ディメンションを「詳細」に配置すると、フィールドのさらに詳細な値(内容)を表示させることができる機能です。一部事例を見てみましょう。
1)表示形式が記号マップの場合
地理的要素を入れた「地域(ディメンション)」を詳細に入れると・・・
下記のように地図上に地域の詳細が加えられ、色分けされました。
2)カテゴリ別の2016年でフィルターした売上棒グラフの場合
前年比売上比較をするために、2015年でフィルターした売上を「詳細」に入れて
アナリティクスペインから「リファレンスライン」を選択すると・・・
下記のように、詳細に入れた2015年の売上がグラフ上に表示されました。
※「リファレンスライン」の設定について詳しくはまた別の回で説明します。
詳細はグラフの表示形式によっても様々な詳細が追加されるので、
問題を解いていく中でもかなりの頻度で出てきます。
ぜひ色々試してみることをおすすめします!
▼ツールヒント
グラフ上でポイント時、もしくはカーソルをかざした時に表示されるカード(ヒント)を定義出来る機能です。
下記のようにツールヒントの編集という画面から、表示内容が編集可能です。
※下記は5分程度で一気に重要なこと説明してくれるTableauヘルプ動画。
わたしのようなTableau初心者にはおすすめです。
今回の初級用語まとめは以上です。
また問題を解いているうちに混乱したら、用語まとめパート2を作りたいと思います。