なぜデータをビジュアライズするのか。
ーー今まで多くのデータ分析プロジェクトというのは、データを分析すること、データを取ってくること自体がタスクになってしまう事が多々ありました
初めてのTableau : Bronze Demo ~ Data Storytellingの第一歩 より
さて、早速進めております。
Tableauを使いこなすトレーニングの第一歩となる
Tableau Boot campの初回動画です。
冒頭に挿入させていただいたKTさんの言葉、めちゃくちゃ共感しました。
現在、わたしの業務がまさにこの状態だからです。
部内にデータを抽出できる人材が少ないため、
メンバーの希望データを取ってくる作業がメインタスクになっていて、
毎度クエリを書いてデータを取りに行っては、依頼者にお渡しする作業が増えていく
日々。
いやいや、私の専門なんだっけ?
KTさん曰く、
データを簡単に視覚化(ビジュアライズ)することの必要性は、
タスクの欠落を防ぐため
だそうです。
そもそも本来のタスクというのは、
データを抽出することでも、分析をすること自体でもなく、
その先の目的を達成すること。
データを抽出して (Get Data)
→ 分析して (Choose Visual Mapping & View Data)
→ 問題点&改善策を見つけて (Davelop Insight)
→共有して (share Act)
→ 目的を達成する(例:売上を上げる)(★Task)
なのに、なぜデータを簡単に視覚化出来ないとタスクの本質を忘れてしまうのか。
ゴールが、データの抽出や分析にすり替わってしまうのか?
その原因は、人間の脳の仕組みにあるそうです。
とにかく人間の脳は、眼の前の複雑なタスクをやっていると
次の目的から意識がそれちゃうんですって。
なるほど。わたし自身の問題や、だけじゃないんだなと少し安心しました。
次の動画では、認知心理学の説明をしていて
人間が短期的に記憶できる限界の数は7つ程度だと言っています。
DATA Saber Boot Camp Week2 "Visual Best Practice: Art and Science of Visual Analytics" - YouTube
これは、WEBのUIの世界でもよく言われていることで
O'Reilly Japan車の情報アーキテクチャや、インタフェースデザインの心理学などでも、
人がパッと見て記憶できる数の限界は7(±2)だから
グローバルナビゲーションのメニュー数はそのくらいが適切だよと書かれています。
データのビジュアライズも、
最終的に”分析結果をほかの人に共有して意思疎通のツールとして使うことを目的としている”ので、WEBの設計と同じようにユーザビリティに気をつけるということがいえそうですね。
自己満でかっこいいビジュアライズを作って喜んでいても意味ないんだよ~という。
ちょっと話がずれてしまったので元に戻すと、
”データを簡単に視覚化(ビジュアライズ)することの必要性は、
タスクの欠落を防ぐため”
そして
タスクの欠落をすることなく、
プロジェクトメンバー全員で本来のゴールに向かうこと。
この辺りをしっかりと意識してTableauを学んでいこうと思います。